頻尿、夜間頻尿
頻尿の原因は様々ですが、過活動膀胱、残尿の増加、多尿(尿の量そのものが多いこと)、尿路感染、腫瘍、心因性に分けることができます。男性では前立腺肥大症に伴う症状としてみられることも多いです。また、女性では後述する過活動膀胱による症状としてよくみられます。多尿とは、1日の尿量が増えた状態をいいます。膀胱や尿道に問題がなくても、糖尿病などの内分泌疾患、水分の多量摂取、薬剤(利尿剤)、コーヒーやお茶、アルコール摂取による尿量の増加が頻尿の原因となります。また、膀胱炎や前立腺炎などの尿路感染が起こると、膀胱の知覚神経が刺激されて頻尿になります。膀胱がんの重要な症状は血尿ですが、まれに膀胱癌による膀胱刺激症状として頻尿がみられることもあります。心因性の頻尿は、トイレのことが気になって何回もトイレに行ってしまう状態で、趣味など何かに没頭している時や、就寝中にはあまり症状がみられないことが特徴です。