精巣捻転症
精巣捻転とは、文字通り精巣(睾丸)がねじれてしまうことです。若年男性に発症することが多く、特に小学校高学年から高校生くらいの二次性徴の時期に起こることが多いとされています。
精巣は、精管、精巣静脈、精巣動脈からなる精索という索状構造で体とつながっています。この精索がねじれ、血流障害がおこると突然の睾丸痛を自覚します。精巣捻転を発症してしまうと、精巣の血流が遮断し腐ってしまうことがあるため、発症後6〜10時間のGolden time(精巣が壊死せず回復可能な時間)に一刻も早い整復手術を必要とします。
精巣捻転症 よくある質問(FAQ)
Q1. 精巣捻転症とはどのような病気ですか?
精巣捻転症とは、精巣を支える精索(血管や精管を含む組織)がねじれ、精巣への血流が途絶えてしまう病気です。緊急手術が必要となることが多い泌尿器科の救急疾患です。
Q2. どのような症状がありますか?
突然の強い陰嚢の痛みが最も特徴的です。陰嚢の腫れ、吐き気や嘔吐、下腹部痛を伴うこともあります。
Q3. どのような年代に多い病気ですか?
特に10~20歳前後の思春期に多く発症します。ただし、成人でも起こることがあります。
Q4. 急性精巣上体炎との違いは何ですか?
急性精巣上体炎は細菌感染による炎症ですが、精巣捻転症は血流が途絶える病気です。症状が似ていることもありますが、精巣捻転症では早急な手術が必要となるため、迅速な診断が重要です。
Q5. どのような検査を行いますか?
診察に加え、超音波検査で精巣の血流を確認します。ただし、精巣捻転症が強く疑われる場合には、検査よりも手術を優先することがあります。
Q6. 治療はどのように行いますか?
ねじれを元に戻す手術(精巣固定術)が必要です。血流が回復すれば精巣を温存できますが、血流が回復しない場合には摘出が必要となることがあります。
Q7. 発症してから何時間以内に治療すればよいですか?
一般的には発症から6時間以内の治療が望ましいとされています。時間が経過するほど精巣を温存できる可能性が低下するため、できるだけ早く受診することが重要です。
Q8. 放置するとどうなりますか?
精巣への血流が途絶えた状態が続くと、精巣が壊死し、摘出が必要になる可能性があります。そのため、強い痛みがある場合は様子を見ずに受診してください。
Q9. 再発することはありますか?
手術では再発予防のため、通常は症状のある側だけでなく反対側の精巣も陰嚢に固定します。そのため、適切な手術が行われれば再発はまれです。
Q10. どのような症状があればすぐに受診すべきですか?
突然の強い陰嚢の痛みや腫れ、吐き気や嘔吐を伴う場合は、夜間や休日であっても速やかに泌尿器科または救急医療機関を受診してください。精巣捻転症は時間との勝負となる病気です。
