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精巣がん

精巣(睾丸)に発生するがんで、非常に稀な疾患です。発症率は10万人に1人程度で、特に40歳以下の若い男性に多く見られ、20~30歳代が発症のピークとされています。このがんは通常、痛みや発熱などの明確な症状を伴わずに進行するため、発見が難しいことがあります。腫瘍がかなり大きくなってからご自身で気づいて病院を受診されることもしばしばあります。また痛みを伴わないことが多いですが、腫瘍が大きくなり、中で破裂したりすることで急性の痛みを伴い「精巣捻転」と間違われることもあります。

左右の精巣のサイズに差がある、精巣が腫れている、精巣の硬いなどの症状が見られた際は、速やかに泌尿器科で診察を受けることが大切です。精巣がんは早期に発見されれば、予後が良好ながんの1つです。また、初診時に肺やリンパ節など他の臓器に転移があったとしても、しっかりと抗がん剤治療を行えば根治が見込める数少ない癌とされています。陰嚢のセルフチェックは誰でも簡単にできることですので、自分の精巣の形をお風呂の際にチェックすることを習慣づけましょう。

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