泌尿器科
泌尿器科の領域範囲はとても広いことが特徴です。担当する臓器は主に尿路（腎臓、膀胱、尿道など）と男性生殖器（前立腺、精巣、陰茎など）です。
尿路とは、尿を産生する腎臓、尿を運搬する腎盂・尿管、尿を貯める膀胱、尿を排出する尿道までのことをいいます。生殖器は、男性生殖器（精巣・精巣上体、前立腺、陰茎）を泌尿器科が担当し、女性生殖器は婦人科が担当しています。
泌尿器科で扱う疾患は上記の臓器に生じる様々な疾患が対象であり、それらを大きく分類すると、下記の6つのグループに分類されます。
- 排尿に関する疾患（前立腺肥大症、頻尿・夜間頻尿、過活動膀胱、尿失禁、神経因性膀胱など）
- 尿路・生殖器の腫瘍（腎臓癌、腎盂・尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣腫瘍など）
- 尿路感染症（腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、精巣上体炎、尿道炎など）
- 尿路結石（腎、尿管、膀胱結石）
- 男性更年期障害
- 小児の尿路疾患（包茎、停留精巣、夜尿症（おねしょ）、先天性疾患など）
当院の泌尿器科診療
泌尿器科専門施設として様々な検査機器も取り揃えており、排尿障害、頻尿、尿漏れなどの多くの方が悩まれている症状を中心に、前立腺がん（PSA高値）、膀胱がん、腎臓がんといった悪性腫瘍についても積極的に診療を行っております。その他にも尿路結石、腎盂腎炎・膀胱炎・精巣上体炎、性感染症、男性更年期障害、夜尿症などの疾患を診療しております。必要時は戸田中央総合病院と連携し円滑に入院や手術が行えるよう体制を整えており、退院後は当院にてフォローアップを行うことが可能です。
当院で診療している泌尿器科症状の一例
- 以前よりもトイレの回数が増えた
- 直前にトイレに行ったのにまた行きたくなる、残っている感じがする
- 夜間に何度もトイレに行く
- トイレをなかなか我慢できない、尿のコントロールができない
- 尿を出し切るのに時間がかかる、尿の勢いが弱い
- 尿の色が濃い、血が混じっている
- 排尿時に痛みがある、パンツに膿のようなものがついている
- 背中が痛む
- 下腹部や陰嚢、足の付け根が痛む、鈍痛がある
- やる気がでない、体がだるい、気分が落ち込む
- ペニスの腫れと痛み、包茎で包皮が剥けない
- 睾丸の急な痛み
- 就学年齢でもおねしょをする
