帯状疱疹
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症で、皮膚に水ぶくれができ、かゆみやチクチクとした痛みが生じます。帯状疱疹は、過去に感染した水痘・帯状疱疹ウイルスが神経節に潜伏し、免疫力が低下した際に再活性化することで発症します。
右か左の片側の神経の支配領域に赤い小水疱があつまって帯状に広がります。広がってくると水疱がつぶれたり、びらんや潰瘍ができます。部位によっては、顔面神経麻痺になったり、おしっこや便が出にくくなったり、神経痛がずっと残ってしまったりする場合があります。痛みが出て、その後にブツブツが出てきたと思ったら、できるだけ早く受診してください。
帯状疱疹の治療
できるだけ早く、抗ウィルス薬を内服します。痛みに対しては神経痛で冷えると痛みが増すので、カイロやお風呂で暖まると痛みが抑えられます。残念ながら痛み止めの飲み薬はあまり効きません。
疲労、睡眠不足、ストレスなどによって免疫機能が低下することで再度発症するため、体調管理が重要です。また、帯状疱疹ワクチンの接種での予防が有効です。市区町村ごとに予防接種の費用助成もありますのでご相談ください。