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尿路感染症

小児の尿路感染症は女子の方が多く、女子の3%、男子の1%に発生するとされています。小児の場合には成人と違い、尿路奇形など何らかの基礎疾患が原因となることが多いです。

その原因として膀胱尿管逆流症(VUR)、水腎症、重複尿管、神経因性膀胱、後部尿道弁などがあります。細菌が外尿道口から尿路に侵入し、感染と炎症を引き起こします。

一般的な治療として、抗生剤の投与によって改善が期待できます。しかし、特に繰り返す尿路感染を起こす場合は感染の治療だけでなく、超音波検査やCT検査などが行われ、腎盂や尿路の構造を評価します。膀胱尿管逆流(VUR)が原因で尿路感染を起こしている場合にはVURの程度を評価する必要があります。細菌感染した尿が腎臓まで逆流することにより腎盂腎炎や敗血症を起こしやすくなったり、逆流の程度が強い場合には水腎症となり長期にわたると腎臓が萎縮し腎機能障害が起きてしまうため慎重な経過フォローが必要です。重複尿管といって尿管が2本ある場合もVURを起こしやすいためエコーで腎臓の形態を確認する必要があります。水腎症の程度が強い場合や腎機能が低下する場合、尿路感染を繰り返す場合には手術が必要になることもあります。

尿路感染症 よくある質問(FAQ)

Q1. 小児の尿路感染症とはどのような病気ですか?

小児の尿路感染症とは、細菌が尿路に感染して炎症を起こす病気です。膀胱だけに炎症が起こる「膀胱炎」と、腎臓まで感染が及ぶ「腎盂腎炎」があります。

Q2. 小児の尿路感染症ではどのような症状がありますか?

発熱、排尿時の痛み、頻尿、尿のにおいや濁り、お腹や背中の痛みなどがみられます。乳幼児では発熱以外に目立った症状がないこともあります。

Q3. 発熱だけでも尿路感染症の可能性はありますか?

特に乳幼児では、原因不明の高熱だけが症状であることがあります。発熱が続く場合は、尿路感染症も原因の一つとして考えられます。

Q4. 小児の尿路感染症の原因は何ですか?

多くは腸内細菌が尿道から侵入することで起こります。乳幼児では先天的な尿路の異常(膀胱尿管逆流症など)が見つかることもあります。

Q5. どのような検査を行いますか?

尿検査や尿培養検査で感染の有無や原因菌を調べます。必要に応じて血液検査や超音波検査を行い、尿路の異常がないかを確認します。

Q6. 小児の尿路感染症の治療はどのように行いますか?

原因となる細菌に対して抗菌薬で治療します。高熱や全身状態が悪い場合は、入院して点滴による治療が必要になることがあります。

Q7. 尿路感染症を繰り返す場合はどうすればよいですか?

尿路の形態異常や排尿機能の問題が隠れていることがあります。繰り返す場合は、詳しい検査が必要になることがあります。

Q8. 尿路感染症は予防できますか?

十分な水分摂取、排尿を我慢しないこと、便秘を予防すること、陰部を清潔に保つことなどが予防につながります。

Q9. 後遺症が残ることはありますか?

腎盂腎炎を繰り返すと、まれに腎臓に瘢痕(傷あと)が残り、腎機能障害が起こることがあります。そのため、適切な治療と必要に応じた経過観察が重要です。

Q10. どのような場合に受診すればよいですか?

原因不明の発熱が続く、排尿時に痛がる、頻尿や尿の濁り・においが気になる場合は、小児科または泌尿器科を受診してください。

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